Google+の戸籍名登録問題が話題になっています。結局この問題はFacebookをめぐる戸籍名登録問題と同じであると思いますので見解については本名の強制は本当に顔の見える交流なのかをご覧下さい。
今回このBLOGではどちらかというとこのBLOGの本旨であるサポートに関する話題です。Google+へのアカウント復旧要請をしている人が一番問題としているのは一方的な決め付けもさることながら、アカウント復活の申請をすると回答が英語で返ってくるということです。Google+のプロフィール名規約の運用は想像の遥か斜め上を行くに紹介されているサポートからのメールは全て英語で、このエントリーが話題になったあと、Google日本法人の社員らしき人がコメント欄でフォローを入れています。
しかし、そもそも人名などというのはその国の文化習慣に精通している人ですら「こんな名前あるのか」という代物であるにもかかわらず、その文化を理解していない外国人が英語でしかサポートをしていないというのは唖然とせざるを得ません。コメント欄でいろいろと言い訳をしていますが、日本にいるのであれば当然日本語でのサポートは重要であり、中国であれば中国語、インドであればヒンディー語といった具合で、サポートもしっかりとローカライズをしていくことが重要なのです。例えば近所のスーパーに入って、その店の店員が英語しか理解しない人たちだったら二度と行く気になるのか、ということです。
日本国内でこれだけの活動をし、利益を得ているGoogleが日本にサポートセンターを置いていないということが驚きですが、Googleですらそんなことをしているのだから日本のIT企業がサポートに力を入れないのもわかります。ただ、今後、日本国内で活動をしていくのであればGoogleは早急に新サービスなども包括するサポートセンターを日本国内に用意すべきでしょう。そして、皆様にはGoogleのサービスは日本語によるサポートがないということを踏まえて、何かトラブルがあってもこれではGoogleの対応は望むべくもないと理解したうえで、利用に当たっては慎重な対応が求められることを注意喚起しておきたいと思います。